ADHDの原因

ADHDの原因

ADHDは、現在では中枢神経の一種の障害であることが判明しています。

しかし、それ以上のことは、まだ曖昧にしかわかっていません。

脳の神経伝達物質の中に、ドーパミンというものがあります。

このドーパミンの伝達に不具合が生じているのではないか、と言われていますが、それは研究結果からの
推論に過ぎません。

また、遺伝的要因もあるようなのですが、それについても具体的な研究成果が得られていないのが現状です。

しかし、ADHDの患者を見ると、家族や親せきにADHD傾向の人がいる確率が極めて高いことから、
何かしらの原因特定ができるものと思われます。

一つ言えることは、ADHDの脳内は、非常にアンバランスだということです。

中枢神経に障害が起きている、イコール、脳内に何かしらのトラブルを抱えているので、全ての信号を
正確に出し切れていません。

そのことから、考え方や行動に偏りが生じ、そこそこの集中力の持続や、感情のコントロールが
うまくいかないのです。

ADHD患者が、一つのことをなかなかやり遂げられない傾向にある代わりに、好きなことには
過集中することがあるのは、このアンバランスが原因になっているからです。

ですから、やはりきちんとした治療が必要になり、ただの個性の問題として片付けるのは不可能
といえます。

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