子供のADHDとは
ADHDは、小学生なら5〜10%の子が発症しているとも言われていて、そのうち男子の数は、
女子の数の10倍にもなっているそうです。
ADHDの子のうちの多くが、7歳になる前までに、その兆候が見られるようですが、小学校に
上がるまでは、さほど問題視されることもないようです。
一番辛い思いをするのは、学校生活でのことです。
授業に集中できない、故に学力が上がらない、常に落ち着きがないので、友達も増えづらい、
という問題を抱えることになります。
勉強ができない理由が知的問題ではないにも関わらず、子供には自分に何が起こっているのかを
把握する術がないので、直接それがコンプレックスになります。
しかし一方で、ADHDに対して、周りが過剰反応しすぎるのではないか、という指摘もあります。
子供とは活発で、自己抑制のきかないものです。
好奇心の塊でもあるので、あれこれ触ってみたり、何でも口に出してしまうのは当然のことです。
それをあまりにオオゴトに捉え、「うちの子はADHDなのでは?」と心配する親も増えているそうです。
それが災いして、ADHDではない子が、ADHDという診断を受けてしまうトラブルも発生しています。
子供の注意欠陥や多動性に対し、まず私たち大人が冷静に見極め、所定の診断基準に従ってプロに
判断してもらうまでは、様子を見るほうがいいようにも思われます。
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