大人のADHDの特徴

大人のADHDの特徴

大人のADHDは、前述通り、子供時代からのADHDが残っている状態が多いわけですが、大人で
一番顕著な症状は、自己管理ができないことが引き金になった金銭トラブルや、暴力などです。

自分で働くようになると、自由になるお金ができます。

そのことで、例えば衝動的に買い物をしてしまう、というような「買い物依存」傾向が見られたり、
ギャンブルにハマり、お金を散財する傾向が見られるようになります。

その結果、自分の貯蓄以上のお金を使い、借金や破産という事態に追い込まれる可能性があるのです。

こういった金銭トラブルでは、他人からの信頼も失うことになり、対人関係にも影響が出ます。

衝動性の面で言えば、男性では、DV(家庭内暴力)を行ってしまう傾向の人も多いようです。

物事を持続させる能力に乏しいため、自己管理がどれも中途半端になります。

今日は掃除をする日、と決めていても、途中で気が散ってやめてしまったり、今日はこれをする、と
決めたことができず、行動の一貫性がなくなります。

家庭を持つ人の場合は、ADHDの主婦が全然家事をしない、ADHDの父親が衝動的に子供に暴力を
振ってしまうなど、家庭内に悪い出来事をもたらし、家庭崩壊を招くことにもなります。

勿論こういったことは、ADHDの重度によりけりなのですが、重度で自分一人で解決しきれない場合、
生活そのものを崩壊させる可能性もあるのです。

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