診断基準と受診準備
子供のADHDの場合でも、大人と同じ診断基準が採用されます。
自宅で診断基準のテストを事前に行って持っていくと、初診からスムーズに今後の対策について
話し合いやすくなるでしょう。
「大人のADHDの診断基準」で紹介した、プリントアウト可能なテストを1つ行ってみてください。
複数のものをやる必要はなく、雰囲気で、一番やりやすいものを選んでいただければいいと思います。
但し、これに関しては、本人が正確に記入するのは不可能でしょう。
記入する大人、主に親になるわけですが、ご両親が子供の問題点をしっかりと把握していなければ
なりません。
例えばそれぞれの項目で該当箇所にチェックを入れたあとで、「何故そこにチェックを入れたのですか?」
という質問が常にあることを想定して、「何故」の部分をきちんと答えられるようにしておく必要があります。
「何となく」ではなく、できるだけ具体的に子供の問題をはっきりと伝えるように心がけたほうが、
医師により具体的な子供の特徴を把握してもらうことに役立ちます。
また、親戚にADHD若しくはほかの発達障害を患う人がいる場合は、その人についても調べておいたほうが
いいかも知れません。
遺伝との関連性を考えると、親戚の発達障害の状況を伝えることもまた、やはり何かの役に立つと
思われます。
診断基準書類を上手に使って、準備を整えましょう。
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