ペアレント・トレーニング(PT)
ペアレント・トレーニング(PT)は、ADHDの子供を支える側の親が、快適な教育ができるように
なるために訓練をすることです。
元々親は、子供があまりにだらしなかったり、勉強ができないことで、怒りっぽくなりがちです。
そこで、まず親がADHDという病気を理解し、子供とどう接していくことが望ましいのかを
探り出していきます。
ADHDを正しく理解し、子供との接し方にひと工夫加えるだけで、随分気が楽になるものです。
ペアレント・トレーニングは、1974年に、アメリカで初めて実施されました。
以来、様々な国がその概念を取り入れ、国の文化的背景などを考慮して、その内容を変えて、
独自のペアレント・トレーニングを編み出しています。
日本にも、幾つかの「○○式」というペアレント・トレーニングプログラムがあります。
ペアレント・トレーニングでは、親がカウンセラー(若しくは心理士、精神科医)のもとに
定期的に通い、ADHD児の子育てにまつわる、あらゆる講習を受けていきます。
基本的な子供との接し方は、
■不適切な行動をした場合は無視
■出来ないことは助けてあげる
■できるようになったら誉めてあげる
という3つの要素から成り立ちます。
そのための工夫の仕方は、カウンセラーに聞きながら習得し、ADHD児の子育てを快適にできるように
心がけ、子供のADHD克服の手助けを適切な方法でしてあげることが、ペアレント・トレーニングの
最大の目的です。
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