自閉症スペクトラム

自閉症スペクトラム

自閉症スペクトラムとは、

・社会性(対人関係)障害
・コミュニケーション障害
・想像力障害

の三大要素から成る、自閉症の概念です。

アスペルガー症候群は、この概念の中に入ります。

元々「スペクトラム(spectrum)」には、「範囲」「分布」などの意味があり、自閉症に伴う
大まかな症状を体系づけて、この言葉になりました。

そして、自閉症スペクトラムとADHDには密接な関わり合いがあり、例えばアスペルガー症候群の
子供のうち約半数が、ADHDと合併している
とも言われています。

また、ADHDから自閉症スペクトラムに診断名が変更になる患者も多くいます。

それは、ADHDの諸症状の中で、治療の過程において、この概念に相当する症状だけが残ってしまう
ことがあるからです。

ADHDから自閉症スペクトラムに診断名が変更になった場合は、ADHD症状克服の過程ともいえるので、
地道な取り組みを継続すれば克服できると思われますが、ADHDと自閉症スペクトラムが合併している
場合は、むしろ治療の長期化が考えられます。

しかし、日本の著名人では、藤井フミヤさんやともさかりえさんが、かつてその傾向にあり、
この障害を克服しているので、それが克服可能を裏付ける、何よりの証拠になるのではないかと
思います。

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