リタリン服用記録
ここで少し個人的な体験を書かせて頂きます。
筆者である私は、実はリタリンを服用していた時期がありました。
もう10年以上前のことです。
当時、少しずつリタリンに対する認識が世の中に浸透し始めていましたが、私は薬に関する情報には
非常に疎く、ただ与えられた薬は毎日きちんと飲むというルールのもとで、服用を続けていました。
しかし、どうもその薬が私の集中力を高めているというふうには思えませんでした。
リタリンは、私には合っていなかったのです。
いつしか「この薬は意味がない」と思った私は、薬を飲み忘れるようになり、膨大な数のリタリンを
溜め込むことになりました。
かといって、それをどう使うという計画もなく、単に折角処方してもらったお薬を捨てるのは勿体無い
と思っていただけでした。
後に、精神医療を受ける友達が増えていき、リタリンについても話すようになりました。
みんなは私が沢山リタリンを持っていることを知り、
「いいなあ!どうしてそんなに処方してもらえるんですか!?」
と、多くの人に羨ましがられました。
ところが私には、リタリンのどこがいいのか、さっぱりわからない。
ずっと後になってから少しずつ薬学を勉強した過程で、リタリン依存の恐ろしさについて知りました。
私は、自分の薬を友達に売り飛ばすようなことはしませんでしたが、結果的に、新たなリタリン中毒者を
出さないことになったようなので、ホっとしています。
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