人格障害
人格障害は、ADHDの二次障害として発症する場合もありますが、ADHDと症状が非常に似ていることから、
類似障害として間違われやすい障害でもあります。
ADHDでは、自分の衝動をコントロールできないストレスが溜まっていきます。
ストレスの塊になった結果、反社会的行動、暴力行為でストレスを発散させようとすることがあります。
そのことで、人格そのものが変わり、少しの苛立ちで以前よりも大きな反発行動を起こすようになると、
人格障害を発症させた可能性が浮上します。
そういう意味では衝動性の強いタイプのADHDと人格障害は、表裏一体に見えてくることもあるでしょう。
また、単に人格障害であるのにADHDと診断されるケースもあります。
衝動性がその人を暴力行為に駆り立ててしまうことは共通していますが、人格障害とADHDでは、
その行為を行う理由が異なってきます。
前述通り、ADHDの場合は、衝動性を抑えられないことへのストレスが暴力行為に走る理由になりますが、
人格障害の場合は、愛情の問題が大いに関係してきます。
本当はさびしがり屋で人恋しく、誰かに愛されたいと強く願う一方で、愛されていないと感じることを
極端に恐れ、愛に対する不安定さが暴言、暴力を引き起こします。
自分に自信がない、という部分では共通していますが、何故自分への自信を失ったか、その点が大きく
異なるのが特徴です。
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