男性の場合

男性の場合

男性は女性に比べると、多動性や衝動性が強い面が大きいのではないかといわれています。

しかし基本的な悩みは、男性も女性も一緒です。

男性の場合、「仕事はできても家庭ではダメな夫・父親」であることが多く、また服装に無頓着
というよりは、着こなしそのものがだらしなく見えます。

家庭を支えるために、全てのエネルギーを仕事に費やしても、ADHDは治らないので、職場以外の
ところでその症状が顕著になるのです。

特に一番危険なのは、衝動性が強まって、暴力的になることです。

また、ギャンブルや女性にお金を使いすぎることも、要注意です。

ただ、男性は女性に比べて、同じADHDでもその待遇は良いといわれています。

家庭で片付けができない、掃除も何もできないということがあっても、家事は女性に任せるもの、
という古くからの習慣もまだまだ日本には強く残っているので、男性は知らぬうちに、女性に自分の
欠点をカバーしてもらっていることになります。

それは職場でも同じです。

多少注意力が散漫になり、大事な仕事のやり忘れがあっても、部下たちが助けてくれることもあります。

周りがこのようにサポートすることで、本人はADHDであることにさほどコンプレックスを抱かずに済み、
気分的には、女性のADHD患者に比べて随分楽をしている、という見方が一般的なようです。

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