家庭内では

家庭内では

ADHDの夫又は妻がいると、子育てに影響が出やすくなります。

例えば、子供を教育する時、その教育方針に対してブレが生じます。

今日はAだ」と結論づけていたものが、翌日には「やっぱりBだ」という風に気分によって言動が
変わってくるので、教育に一貫性がありません。

このため、子供は何を信じたらいいのか、わからなくなります。

また、その日によって気分が違うことが多いため、機嫌が良い日は子供の些細なことでも誉められるのに、
機嫌が悪い日だと、些細なことで怒り出したりします。

子供にとっては、毎日違う顔を持つ親のことが、脅威になる可能性があります。

そのようにして、子供が小さいうちから大人に不信感を抱くようになることは、避けたいものです。

また、例えば子供の宿題を見てあげている時、子供が何度も同じ計算につまづいていると、親のほうが
先に集中力が途切れて、「何度やったらできるの!?」とキレることがあります。

子供が時間をかけて苦手を克服したいと思っても、親が根気よくそれに付き合えないため、子供は
素早く計算ができない自分を責め始め、子供が余計な精神的負担を背負うようになることもあります。

子供にとって大人とは、常に絶対的な価値観のある存在で、信頼できなくてはなりません。

子供は親の背中を見て育つものです。

しかし、親がADHDであると、子供が不安定になる可能性が大いにありえるのです。

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