反抗挑戦性障害

反抗挑戦性障害

反抗挑戦性障害とは、反抗期のような言動・行動が度を越して出てくるものです。

また、反抗期でなくても、ADHDによって自尊心が低下すれば、物事に対してひねくれた見方を
するようになります。

ADHDで周りから理解が得られないことで、「自分はダメな人間だ」「誰も理解してくれない」という
マイナスの気持ちが、人間不信的行動を起こさせるのです。

それには自分自身に対する不信感も含まれます。

そういったことで、どんなことに対しても、反抗的、挑戦的な態度を取るようになりますし、
また目つきも変わってきます。

挑発的な眼差しに変わっていくのです。

一般的に、9歳くらいに見られる、ADHDの二次障害とされています。

しかし、この時点では、ただ反抗的・挑戦的であるに留まります。

この状態が続くと、今度は法に触れるようなことを起こす可能性が出てきて、そうすると、
行為障害(後述)」というものに移行します。

この自己評価の低さから来る一連のマイナス行動を、「DBDマーチ」と呼ぶこともあります。

逆に言えば、行動障害の前触れのように、反抗挑戦性障害が現れる、と思っていただいれば
良いでしょう。

勿論、全てのADHDの子供がDBDマーチの道を辿るわけではないのですが、元から攻撃的なジャイアン型
タイプの子の場合は、反抗挑戦性障害になる可能性が若干高いと思われます。

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